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何を隠そう、私は昔、大阪で勤め人をしていた過去があるのだが、 そのころに一緒に働いていた方の御子息が わざわざ海を渡って私の店まで、うどんを食べに来てくれた。 働いていた当時、その御子息は小学生だったのだが、 今回出会った彼はもう、大学4回生。 「春からの就職も決まりました。」と実に頼もしい青年になっておるではないか。 しかも、隣には彼女らしき女性もつれて・・・・。 人間の器としてはペットボトルの蓋ぐらいの許容量しかない私だ。 これが赤の他人ならば、 「へらへら幸せそうな顔しやがって、お前らみたいな若者なんか 自動販売機で「コーラ」を押したのに「おしるこ」がでてきたー、なんて目にあえばいいんだ。」 と、去りゆく背中に向かって呪いの言葉を浴びせるところだが、 知り合いとなれば、話は別である。 特に将来有望そうな若者に対しては必要以上に媚を売りまくる。 媚を売るどころか「ご自由にお取り下さい」の無料頒布だ。 「私の媚もらってください」 こういうときの私の顔には多分、そう書いているのだろう。 そんなこんなでひとしきり話を終えた後、御子息は大阪の帰路に就いた。 「朋有り、遠方より来る」 というわけで、かの孔子さんの心境もかくあらん。 訪ねてきてくれた嬉しさとお礼をこの新鮮な気持ちのままに伝えようと 御子息の親御さんに早速メイルで連絡。 デジタルにはトンと弱い私である。 普段は受け取ったメイルに「了解」と返すのが精一杯だが、 このときは少しでも気持ちを伝えようと 体中の力を振り絞り、おそらく原稿用紙で言うならば、 100枚分ぐらいにはなろうかという 文字数を必死で入力し、送信した。 (私の字はとても大きいのでいつも原稿用紙一枚につき、文字は2,3文字しか書けません。) 慣れない仕事を終えた私は身も心もすっかり消耗している。 コーヒーでも飲んでしばし、休憩でも・・・・。 と思った矢先・・・。 私の携帯電話が音を立てて震えている。 「おや、この電話も慣れない長文メイルなんて送ったから 今頃になって怖くて震えてやがるのか?」と思ったが、 そうではなかった。 メイルの受信である。 「うわ、流石、一般人はメイルの返信が早いなあ。」 と感心しながら、開けてみると・・・。 「お前が送ったメイルよー。 普段は「了解」しか書かねえくせに今日は珍しく長文だったじゃねえか。 でもありゃあ、何だ。 最低の内容だったぞ。 箸にも棒にもかかりゃしねえ下らねえ事ばかりだらだらと書きやがって。 バカな持ち主に使われる携帯電話の俺の身にもなってみろ!ってんだ。 でも、安心しろ! お前の送ったアドレスは今は存在しねーよ!! 良かったじゃねーか! あんなくだらねえ文章が人様の目に触れるような事にならなくって。 今度はもっとまともな文章を送れよ! というより、連絡先ぐらいきちんと管理しとけ! 分かったな!」 というニュアンスを 「送信先メールアドレスが見つかりません。 メールアドレスをご確認の上、再送信してください。」 というメッセージに置き換えたものが、私のメイルに返信されていたのである。 呆然自失とはまさにこの事である。 必死でメイルを作成した手間が無駄になったことも哀しいが、 それ以上に哀しさを醸し出すのが 自分自身のテンションの高さを新鮮な状態で封じ込めたメイルの内容だ。 まず件名から 「御無沙汰しています!!」である。 「御無沙汰しています」までは良いとしても 語尾の「!!」が頂けない。 これは発音しようにもできない、ただ、私の興奮を相手に伝えるためだけに 出番を与えられた記号だ。 それなのに・・・。 一応、私の興奮をその中に取りこむことには成功しているのだが、 肝心の伝える相手が見当たらないのでは、意味が無いではないか! 意味が無いどころか、閉じ込めた興奮が、行くあてもなく 再び、我が身に戻って来て、改めてそれを見せつけられる本人のバツの悪さったら無いぞ!! 例えるなら、 友達と二人で前を向いて歩いていて、隣に友達がいるもの、と思って ひとしきり話を終えた後、 「なあ?」と友達の方を向くと いつの間にか全然、知らない人と一緒に歩いていた、 そんな感じに近いぞ。 知らない人に私の問わず語りを聞かれてのはまだ、良い!! ただ、最後の一言「なあ?」の問いかけだけは、無かった事にしてくれ!! 思わず、この世を司る誰かにすがり付いてお願いしたくなる瞬間があるだろう? それだよ。 宛て所のないメイルに打ち込まれた「!!」 これは、平和な日常を送っていた私を 一瞬にして恥辱にまみれた耐えがたき敗残者たらしめる 恐るべき記号だったのである。 しかし、良く考えてみれば、私などまだ幸せだったのかもしれない。 使える記号は「!!」ぐらいである。 噂に聞く絵文字などは「!!」など比較にならないほど 複雑な感情を表現すると聞く。 もしも、そんなものを多用したメイルなんかが誰にも届かず、 自分のもとに返送されてきたとしたら・・・・・。 おそらく、何人かの人間は恥ずかしさのあまりその場で泣き崩れ 絵文字の数だけ、人にやさしくしようと心に誓うだろう。 そして、そのうちの誰かが数年後に 「♪絵文字の数だけ強くなれるよ~ アスファルトに咲く花のように~♪」 なんて歌いだしで始まる歌をヒットさせるだろう。 そしてまた別の何人かは恥ずかしさに身を震わせながら 世の中すべての絵文字に復讐を誓い、 「絵文字撲滅団」なる地下組織を結成するも、 地下組織だけに「携帯電話が圏外だーー!」と、 そのまま結成2週間で解散するはめになるだろう。 そうなるとこれは最早、21世紀型の「不幸の手紙」である。 おそらく世の中のほとんどの人間は 返送されてきたメイルを見て 「なんだ、アドレス変わっちゃってるよー。」と 何事もない調子で受け止めるのだろう。 私の戯言などは鼻くそほじりながら聞いて、笑っている事だろう。 でも、油断してはいけない。 世界中の行き先の無いメイル達が今、行き場を求めて彷徨っている最中だ。 今はまだ、大丈夫に見えるかもしれないが、 今、この瞬間にもそんな「浮浪メイル」はどんどん増えているのである。 いつの日か彼ら「浮浪メイル」が飽和点に達したとき、 我々はかつてない恐ろしい体験をすることになるかもしれない。 そうならないためにも、 メイルの内容は恥ずかしくないものに!!! メイルのアドレス管理は慎重に!! #
by yokokuraudon
| 2012-09-18 22:47
ここだけの話・・・・。 実は・・・・。 私・・・・。 ・・・・なんと!!! 毎日きちんと下着を身につけて生活しているんです!! どうですか? 驚いたでしょ? えっ!? 貴方もそうなんですか!!? へーー。驚いた! そんな偶然あるんですねーー!! ひょっとして、今、案外、下着を身につけるのって流行ってるんですかねえー? てっきり地球上で下着を着るのは私だけかと思っていたのに・・・。 てなわけで、私は夏でも冬でも、とにかく一番最初に身につけるのはTシャツである。 夏ならそれ一枚。 その他の季節なら気温やら天気やら株価やら 嫁さんの御機嫌やら、ありとあらゆる条件を考慮して Tシャツの上に、Yシャツやら、ポロシャツやら、赤シャツ(小説「坊ちゃん」より)やら シド・ヴィシャス(sex pistolsより)やら 「ボーイズビーアンビシャス(クラーク博士)」なんかを身につける。 嘘だ。 今の所、「アンビシャス」だけは身につけたことが無い。 私は周囲の人間から 「器は小さいが、態度はでかい。プライドは高いが、志は低い。」との評価を頂戴しているのだ。 「アンビシャス」に無縁なのも無理も無い話である。 話はTシャツに戻る。 一年中、Tシャツを身につける私にとっては、 文字通り、片時も肌身離さず、離れず時を過ごす大切なアイテムなのである。 そんな愛すべきアイテムの名前が言うに事欠いて「Tシャツ」なんて 「T容疑者」や「今回の事件の舞台となったT町」みたいな まるで「実名を出すとなにかしらの不都合な事がありますよ表現」なネーミングをされているのだ。 これは「Tシャツ」を愛する者にとっては非常に納得がいかない。 別に「Tシャツ」の「T」が意味するのは「天気予報、絶対当たらねーよ!!!」などの 気象庁バッシングの頭文字ではないだろう? はたまた「テニス同好会、男女部員募集中!!」を表すイニシャルの チームコスチュームでもなかろう? 「天竺まではどれくらい?その国の名はガンダーラ」なんて そもそも誰に向けてアピールしてるのかわからないメッセージを盛り込んだ イニシャルなんてことは絶対ありえないわけで。 はっきりとは知らないけど、どうせあれでしょ? 形がアルファベットの「T」の形に見えるシャツだから「Tシャツ」、とかそういうことでしょ? 違うの? 別に違っててもいいの!! ここはもう、強引にその体で話を進めさせてもらう。 「Tシャツ」が仮にその「T」の形に似ているという理由で 名付けられているのだとしたら、 私には前々から凄く気になっている点がある。 「T」の横棒が腕、縦棒が胴体の部分を表しているという前提では、 あまりにもバランスが悪すぎやしないか、ということである。 「胴が細すぎ」、もしくは「腕が太すぎ」ということだ。 風の一吹き、影の陰影に季節の移ろいを感じ取れる我々日本人は こんな大雑把な名付け方はしないでしょう? 「縦が長くて横が短い形だから『Tシャツ』にしよう!!」なんて 能天気にうっかり提案しようもんなら 「そんな安直な名付けをする『侘び』も『寂び』も分からぬお前はこれでもくらえ!」と 「侘び」と「寂び」の代わりに大量の「わさび」を口に詰め込まれるだろう。 それも千利休直々に。 おー怖っ! というわけで「T」よりももっとシャツの形を表している素敵な文字が 日本語にはあるじゃないか!!! ほら、皆、思い浮かべてごらん。 分かったかい? 発表します。 「Tシャツ」に代わるネーミングそれは・・・・。 「介服(すけふく)」!!! どう? いいでしょ? 腕と胴の太さのバランスといい 裾が少しめくれた感じで、素材の軽さと爽やかさ、 隠し味程度のチラリズムを表現している辺り。 「Tシャツ」なんかよりもグッと表現力が増したでしょ? 「介服(すけふく)」 耳で聞いた感じもそこはかたなくエッチな感じを漂わせるあたりに 下着として着用した際のセクシーさをアップさせる効果を感じませんか? どうです? 聞けば聞くほどいいでしょ? いやー。 我ながら良いネーミングを思いついたもんだ。 合言葉は「靴下はフクスケ、肌着はスケフク」 「メイドインジャパン」の復権ここに在り!! #
by yokokuraudon
| 2012-09-16 23:31
子 「何だよ?急に、うるさいよ!」 父 「うおおーー!!!秋だーーー!!秋が来るぞー!!」 子 「なんで、秋がくるだけでそんなに興奮するんだよ? 普通世間一般には、秋になると気温も落ち着いて、過ごしやすい気候になるから 心身ともにリラックスする季節だね、なんて言うよ?」 父 「馬鹿を言うな!!秋といえば『食欲の秋』『スポーツの秋』だろうが!! いっぱい食って、いっぱい運動したら、誰でもテンション上がるだろうが!!!!」 子 「言ってることは間違ってないかもしれないけど、 頭に青筋立てるほどのテンションで秋を迎える人も珍しいと思うよ。」 父 「何?!秋は興奮しちゃあいかんっ!!って言うのか?」 子 「いやっ、別にそういうわけじゃないけど・・・・。 でも、ほらさ、あそこ見てごらんよ。」 父 「秋の叙情曲ライブ?」 子 「そうだよ。秋はやっぱり少し落ち着いた雰囲気が合うんだよ。」 父 「ふーん。そんなもんかねえ。 俺なんか一日24時間、365日ずっと「祝祭」でも良いけどなあ。」 子 「死んじゃうよ!それじゃ!それにそんなに毎日毎日何を祝うんだよ!」 父 「冗談だよ。それよりそもそもこの『叙情曲』ってのは何だ?」 子 「まあ、簡単に言えば、哀愁漂うっていうか、切ないって言うか・・・。」 父 「ということは、あれか? 喫茶店に置いてあった雑誌に自分のお気に入りのアイドルのグラビアが載っていて 『ラッキー!』と思って開いてみたら、全ての顔写真に鼻毛が落書きされていて なんだか、切なかった・・・、なんて内容の歌だろ?」 子 「聞いたこと無いよ!そんなの! 哀愁とか切なさっていうよりもっと複雑な感情だよ!!それ!! もっと、なんかこう故郷を思いだしたり、 懐かしさを感じさせたりするようなもんだよ。」 父 「あっ!!分かった!! 父さんが子供の頃の話だけどよ、 いつも歩いている近所の道に、この辺じゃ見かけない 不思議な格好のおじいちゃんがいたんだ。 なんか、気持ち悪いなあ、なんて思って傍を通り抜けようとしたら 『おい、そこの少年!』なんて声をかけられたんだ。 気味が悪かったけど、話を聞いてみると、 その爺さんは旅行者で、どうやら、財布を落としてしまって この辺の地理も良く分からないし、どうにもこうにも動けなくて困ってるってことなんだ。 そこで家に帰るためのお金を貸して欲しいって言うんだ。 そのとき、運が良かったのか悪かったのか、 丁度母ちゃんに頼まれた買い物に行く途中で、金を持ってたんだ。 だから、言われるままに、お金を渡したんだよ・・・・。 そしたら、家に帰って、めちゃくちゃ怒られてさ。 良い事したのに、何で怒られるんだって、物凄く納得できなかったんだ。」 子 「なにそれ?故郷を懐かしむ感じ、とか叙情曲とは全然違うけど、 お父さんにしちゃ、ずいぶんまともなエピソードだね。」 父 「いや、話はまだ続きがあるんだ。 その夜、家の前に馬鹿でかいリムジンが止まったかと思うと 中から、身なりのいい紳士が降りてきて、俺の顔を見るなり 『さっきは助かった。ありがとう。』なんて言うんだ。 なんと俺が昼間、助けた不思議な爺さんは 南米に住む日系3世の超大金持ちだったんだ。 そこで、ぜひ君たちにお礼がしたいから、 本国にある本宅に来て欲しいって言うんで そのお誘いのままに結局それから5年ほどお父さん一家は南米暮らし。 いわば南米はお父さんの『第2の故郷』だ。」 子 「話が長すぎだよ!!! 故郷ってあんた、南米に思いを馳せながら『赤とんぼ』聞けるの? 南米で『小さい秋』見つけられるの? そもそも、その話、どこまで本当なの?!」 父 「だから、言ったじゃないか。 お父さんは365日「祝祭」気分でいたいって! 私の望郷とは即ち「リオのカーニバル」なんだよ。」 子 「なんだか、やっと父さんの日本人離れした感覚の謎が少し解けたよ・・・。」 というわけで今月のライブは 9月29日 土曜日 午後3時 開演 予定です。 場所は いつもどおり ヨコクラうどん 当然、「入場無料」 どなた様でも楽しんでいただけます。 そして、今回も「手ぬぐい工房 ポスター堂」さんの御厚意による お楽しみ抽選会を開催します!!!!! ただでライブが観られる上に、なんとお土産までもらえるかもしれないという 超太っ腹イベント!!!! どうぞ皆様、気楽に覗きに来て下さい。 タイトルに「叙情曲」って入ってますが、 ヨコクラのやることです。 その辺はまあ、適当で。 いろんな要素を盛り込んだ楽しいものに仕上げていくつもりです。 ぜひ、たくさんの方のご来場お持ちしております。 乞うご期待。 #
by yokokuraudon
| 2012-09-14 18:42
| イベント案内
夏を超えた空き地には草が覆い茂っている。 聞こえてくる虫の声は「ミーン、ミーン」から「リーン、リーン」へと。 目の高さにはトンボが飛びまわり、 一歩草むらに入ると足元からはぴょんぴょんとバッタが飛び出してくる。 セミやカブトムシが主役だった季節はもう過ぎたようだ。 この季節に子ども達の心を引き付けるのはどうやら「バッタ」らしい。 大きいものなら、5センチぐらいはある迫力あるボディ。 特に私などはあの後ろ足の力強さに引き付けらてやまない。 これ見よがしに 「俺、足に自信ありますから~。」と言わんばかりに 長くて太い足が体の下半身に装着されているのを見ると ただ、ひたすら「格好いい。」とほれぼれしてしまう。 だからといって、 「じゃ、明日から君の足、バッタの足ね。」と言われても少し困る。 それとこれとは話が違う。 「じゃ、足だけバッタてのも可哀想だから、全身バッタならどうだ?」 「どうだ?」ってなんか「しょうがない、ゆずってやるか・・・」的な 「おまけ感」を上乗せされた所でやっぱり答えは「NO」。 できれば、今世は人間として生きていたいのだ。 またの機会に誘っていただきたい。 とにかく、それほどまでに魅力的なフォルムであるというわけだ。 名前に「トノサマバッタ」とか「ダイミョウバッタ」がつけられるのも納得である。 今なら「トノサマ」や「ダイミョウ」よりも 「ダイトウリョウバッタ」とか「コッカシュセキバッタ」とか「ソウショキバッタ」なんかの方がいいかもね。 多分「ソウリダイジンバッタ」は人気が無いと思うけど・・・。 「そうか!なら、こうしよう!!君も名前に『トノサマ』つけてもいいぞ。 それなら全身バッタでもいいだろう?どうだ?」 嫌だ!! そもそも、さっきから、ちょくちょくでてくる貴方は一体誰だ? なぜ、そんなに私をバッタにさせたがるんだ? えっ!? 何!? 見てみたいって? 何を? 「バッタみたいな人間」で、これがホントの「バッタもん」だって? くだらねーよ!! でも、よく考えたら「バッタ」は草を食べながら 草の上を飛んでるわけで、 我々で言うなら、道路がご飯で出来ていて、 その上を歩いたり、走ったりしてるということになる。 そう思うとバッタは、凄い環境で生活しているのである。 まあ、歩くにしても、走るにしても、「トースト」とか「ウインナー」とか ある程度の硬さで形の整ったものの上を移動するのは良いとして 「納豆」とか「チーズフォンデュ」とか「飲むヨーグルト」の上なんかは歩きたくないのである。 それでもまだ、食べられるうちならまだマシ。 夏場なんて1週間もたてば、立派な微生物の宝庫になるわけで。 想像するだに恐ろしい光景である。 そう思うとバッタは幸せである。 自分の好きな食べ物の上で生活できるんだもの。 「なーんだ。そうだったのかー。早く言ってくれたらいいのにー。 自分の好きな食べ物の上で生活できて、名前に「トノサマ」やら「ダイミョウ」やらつけられるなら 君はバッタになってもいいんだな?」 どうやら、余程私を「バッタもん」にしたい奴がいるらしい。 仕方がない、私もそろそろこの辺で観念するか。 よくぞここまで「がんバッタ」。 無念・・・・。 #
by yokokuraudon
| 2012-09-11 20:34
といっても、キーボードを叩くよりペンを握って字を書く方が楽しい、とか デジタル表示の時計よりも長針、短針の時計の方が分かりやすい、とか デジタル放送よりアナログの地上波放送のほうが良かった、と言って いまだにひたすらただ砂嵐が映っているだけの アナログテレビを見続けている、と言った程度の「なんちゃってアナログ」派であって 決して、 「電気」のことを「エレキテル」と呼んだりとか 人と連絡を取る方法に「のろし」や「ほら貝」を採用しているとか 未だに石で出来たお金を使っているとか、 そういう激しい「アナログ派」ではない。 というよりも、これらの例えは「アナログ派」ですらない。 むしろ「アナクロ」だ。 というわけで、自称「アナログ派」の私がいつも耳にするたびに 胸がドキドキする言葉がある。 「ダウンロード」 ・・・どうです? ドキドキしませんか? 「ダウンロード」 私が思うにそれはおそらく、太古の昔から語り継がれる伝説の道。 その道は長く険しい。 その道の入り口は高く切り立った断崖絶壁を上りきった頂上より始まり、 一旦、入り口に立ったものは、出口までひたすら急勾配を駆け続けなければならない。 途中で足を止めたが、最期。 途中に待ち構える数々の猛獣、害獣、毒虫たちが一斉に襲いかかってくる。 男は走る。 必死で。 ただ、生きるために。 振り返ることすら許されない、地獄の下り坂。 途中で、仲間たちは次々と力尽きる。 一人、また一人。 倒れた仲間を横目に見ながら、男はつぶやく。 「俺は決してこんなところじゃダウンしねーぞ。」 ・・・これが私の思う「ダウンロード」。 そして、見事、この「ダウンロード」を潜り抜けたものだけが 張れて成年男子として村に迎え入れてもらえるんだろう。 「ダウンロード」の本当の意味を私は良く分かっていないが、 多分、私の考えている「ダウンロード」とそんなに大きく違っていないだろう。 だから、未だに画面に 「ダウンロードしますか?」 のメッセージが出ると 「ちょっと今はまだ、自信が無いんで止めときます。」とモニターの前で断るようにしている。 いつの日か私も「ダウンロード」を攻略したいものだ。 #
by yokokuraudon
| 2012-09-10 19:05
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